
ダイエットしたい部分としてよく挙げられるのが太ももです。太ももが太いとスタイルが悪く見えてしまい、ミニスカートなどが履きにくくなってしまいます。また、筋肉がなければむくみや冷えを引き起こしやす部分でもあります。
そんな太もも痩せをしたい人は多いと思いますが、太もも痩せができる運動をすることで体全体の体重を落とせます。
太もも痩せをする運動
太ももを痩せさせたいという場合に必要な運動が、有酸素運動です。有酸素運動は脂肪を燃焼させる効果のある運動で、行うことによって全身の脂肪を効率的に燃焼して痩せることができます。有酸素運動というとウォーキングやジョギング、水泳、サイクリングなどの運動が挙げられます。
しかし、これらの運動は外で行うケースが多く、ダイエットの運動として取り入れるとつい天気が悪いなどの理由で三日程度でやめてしまうというケースもよくあります。場所さえ気をつければ室内でもできる有酸素運動としてオススメなのが縄跳びです。
縄跳びは有酸素運動というだけではなく、飛んで全身を揺らす運動でもあります。飛ぶことで脂肪が揺れて全身運動になりもなります。足を使ってジャンプすることで、筋肉をよく使うことで代謝が高まり太もも痩せにはかなりの効果を発揮します。
また、縄跳びは全身運動ですので脂肪を落とすだけではなく、全身を引き締める効果を期待することができます。特に下半身痩せには効果的で、太ももだけではなくふくらはぎやお尻も痩せることができるため美脚を目指せる運動といえます。
運動を普段あまりしないという人でも10分持続するだけでも脂肪の燃焼ができるため、忙しい人にもオススメです。
縄跳びの正しいやり方
縄跳びを使って太もも痩せするには、正しいやり方で跳ぶということが重要です。縄跳びは意外と体に負担のかかる運動です。特に膝や腰などにかかるため、正しいやり方を身につけ無理せずにあまり負担のかからない回数から始めることがポイントとなります。
まず、やり方としては体をまっすぐににしながら縄を持ち、肘を90度に曲げて固定し、そこから縄を回すことで縄を回しやすくなります。慣れてきたら手首のスナップをうまく使って回します。着地の時にはできるだけかかとを着けずに地面に足をつけます。
かかとをつけてしまうと次のジャンプまでにタイムラグが生じてうまく跳べなくなるため注意が必要です。つま先で着地してその状態から母指球の力を使って跳ぶとふくらはぎに力を使うため脚やせにつながります。縄跳びは1分間に60回ジャンプすることを目安に、3分程度から始めます。
初心者は3分やったら1分休憩し、また3分間跳ぶというのを1セットとして3セットの10分間縄跳びを行うだけでもダイエット効果は十分に得られます。余裕ができた場合には20分間と徐々に時間を増やしていきます。
より効果を高めたいという場合には、片足跳びや駆け足飛びなど跳び方を変えてみるのも効果的です。
太もも痩せの効果を高めるには
縄跳びは効果的な運動ですが、見た目よりも体に負担のかかる運動でもあります。そのため負担を軽減したり、より太もも痩せの効果を高めるためには、準備運動や運動後のマッサージなどが大切です。まず、縄跳びを始める前には怪我のリスクを軽減する意味でも、より効率的に痩せるためにも準備運動やストレッチを行います。
準備運動後にはスクワットをすることも良いとされています。スクワットは無酸素運動ですので、効率的に筋肉を育てることができ有酸素運動と組み合わせることでより脂肪燃焼しやすくなります。縄跳びが終わった後には、ストレッチなどでしっかり体をクールダウンさせます。
運動後にクールダウンすることで無理なく全身への血流を回復を促して、体の負担を減らすことができます。また、筋肉の中の疲労物質を排出したり、筋肉を緩めて柔軟性を回復させる効果があります。縄跳びをした後は重力でどうしても下半身に老廃物や余分な水分が溜まりやすくなっています。
放っておくとむくみの原因になるため、マッサージオイルなどを使って優しくリンパマッサージを行うと運動の疲れを癒すだけではなく、見た目もスッキリさせることができます。
『膝上の落ちないお肉と太もも痩せしない原因とダイエット方法』
行う場所について
縄跳びのジャンプは足腰に大きな負担をかけてしまいます。そのため足腰の負担を和らげる工夫をすることで、足腰が縄跳びで不調になってしまうことを防げます。負担を和らげる方法としては、コンクリートなどの硬い場所は避けるようにし、芝生や土の上で行うことがオススメです。
どうしても硬い場所で行うという場合にはクッション性の高い運動靴を履くだけでも負担は緩和できます。ちょっとしたことですが、このような注意点を守るだけでも怪我をするリスクは下げられます。できるだけ足腰への負担を軽くするように意識することが重要です。
また、行う時には縄がぶつかる範囲に人がいない、車などが近くにおらず、音が迷惑にならない時間帯に行います。自宅の庭や公園などがオススメの場所となります。外でやるのは恥ずかしい、やる時間がないという場合にはエア縄跳びを室内で行うだけでも太もも痩せ効果は得られます。
エア縄跳びとは文字通り、縄跳びをしているフリだけの運動です。縄跳びを実際に使わないため室内でも行えます。天気に左右されることなく続けることができる方法です。
縄跳びを行う時の注意点
様々なメリットのある縄跳びですが、足腰への負担が大きいというデメリットだけではなく他にもデメリットがあります。特に女性が注意したいのが胸が小さくなったり、垂れてしまう危険性があるということです。胸を支えているクーパー靭帯や毛細血管をジャンプすることで胸が揺れるのに合わせて傷つけたり、切ってしまうためです。
バストを持ち上げているクーパー靭帯は一度切れてしまうと元に戻ることがないため、しっかり胸を固定することが大切となります。また、肥満度が高く筋力がない人がいきなり縄跳びをしてしまうと膝を痛めてしまう可能性もあるため、体重を落としてから取り入れることもポイントの一つです。
その他、縄跳びは100均でも手に入れられますが、縄跳びが軽すぎたり長さがあっていないと上手に跳ぶことができないため気をつける必要があります。上手に跳べない場合には、縄跳びの縄自体を変えてみることもオススメです。